2010年1月31日日曜日

アチーブメント研修セミナーの内容を知るための参考文献

このブログをご覧になっている方は、アチーブメントのセミナーに誘われて申し込もうかどうか判断するために情報収集されている状況とお察しします。

そこで、「頂点への道」を受講すべきかどうか悩んでいた当時の自分に薦めたい本を紹介します。

1. 新装版 洗脳体験 (宝島SUGOI文庫)

この本は、著者がライフダイナミック社の「ベーシック」セミナーと「アドバンス」セミナーに潜入取材したドキュメンタリーです。本書からアチーブメントがライフ系セミナーの生き残りであることを窺い知ることができます。

2. マインド・レイプ-自己啓発セミナーの危険な素顔(三一書房)

この本は、著者がアークインターナショナルとブレイクスルーテクノロジーの2社のセミナーに潜入取材したドキュメンタリーです。この2社もライフ系セミナーの一派で、セミナーの内容や料金体系などアチーブメントに酷似しています。本書は、ダイナミック(アドバンス)コースの内容を知るのに役立ちます。

3. 自己啓発セミナー ― 「こころの商品化」の最前線(新日本新書)

この本は、著者がライフ系セミナーの一派ランコード社のブレイクスルーテクノロジーコースなどの自己啓発セミナーに潜入取材した記録と、それに基づいた精神科医などの専門家によるコメントを交えたレポートです。

番外編:騙しのカラクリ-詐欺師・ひっかけ商法の手口を公開!(PHP研究所)


まず、本書の「はじめに〜今、悪徳商法があなたを狙っている」の一節を引用します。
騙されないためには、まず相手を知ることです。本書では、9つの事例を用意しまし た。悪党オンパレードというくらい、悪い奴らが次から次へと登場します。「転ばぬ先の杖」として、これらのケーススタディーを、疑似体験しておくことは、イザという時、決して無駄にはなりません。
9つの事例の「最新自己啓発セミナー事情」は大学生を狙った事例です。「頂点への道」に当てはまるわけではありませんが、その「反省点・予防策」は「マイセルフ」にも「頂点への道」にも役立ちます。ここでは、8つの反省点・予防策のうち、「7. 物の相場を知る」を引用します。

他の事例でも指摘したように、物にはそれぞれ「妥当な値段」というものがあります。ミネラルウォーターは、どんなに高くてもワンボトル三百円程度でしょうし、アミノ酸にしても、せいぜい一か月分、数千円程度でしょう。それを大幅に上回る値段を突きつけられたら、反射的に「おかしい」「騙されている」と考えるべきでしょう。

本書の事例には、マルチ商法(ネットワークビジネス)もあります。その「反省点・予防策」も役に立つので、その中から「2. 愛用者の勧めに気をつける」を引用します。

その商品の「信者」である愛用者層の人たちは、会員獲得が目的でなく、純粋に心の底から商品を勧めます。その分、真剣で説得力があるため、ついつい乗せられてしまうのです。商売っ気が見え隠れする積極拡大層より、むしろこちらのほうを警戒すべきかもしれません。

この点は、アチーブメントにも当てはまります。アチーブメントは一部の人には効き目があります。その人たちは、完全に信者ですから、商売っ気がなく純粋にアチーブメントを勧めてきます。私もそれで信じてしまいました。

このブログをよく読んだ方はお分かりの通り、アチーブメントは最初から一部の人にしか効き目がないことを百も承知でやってます。信頼できる人が善意で勧めているからと言って、その商品まで信頼できるとは限らないのです。

「騙しのカラクリ-詐欺師・ひっかけ商法の手口を公開!」横田濱夫(PHP研究所)

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